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『死刑執行中脱獄進行中』2nd

1 :刑務所内教戒師:2002/04/05(金) 20:51
街のはずれにひっそりと佇む『刑務所』。
ここの『住人』には規則正しい毎日と
変化のない退屈な日々が与えられる。
中には『それ』に耐え切れず精神を病んでしまうものもいる。
もし貴方が『能力』をお持ちなら―――考える事はただ一つだろう。
『情報』だ・・・目を通すのも良いかもしれない。>>2

2 :刑務所内教戒師:2002/04/05(金) 20:52
刑務所関連でのバトルや脱獄後の経過などを扱っていく
スレッドです。前者が主になるかもしれません。・関連スレッド
 倉庫の善意。『刑務所”M”』
 http://green.jbbs.net/movie/bbs/read.cgi?BBS=698&KEY=1004968084&LAST=100
過去ログもあるみたいです。
http://page.freett.com/jojo_log/log/1005991105.html

3 :あらすじ:2002/04/05(金) 20:58
刑務所教戒師の下で軟禁状態だった少女―――
『譲刃ノリコ』は『運び屋』"A"の手助けにより
刑務所からの脱走に成功、現在シスターの繰り出す
『追手』からの追撃を受けている。
逃亡中の二人と同じ時刻、同電車内に居た『ユニオン13』もまた
追手のスタンド使いと闘い、勝利していた。
ユニオンと闘ったスタンド使いの能力、液体を媒介にした『石化』により
車内は混乱の極みに達していた。

4 :『バイタル・ヴァ―ナー』の夜@:2002/04/05(金) 21:15

混乱し、運転を停止した車両から窓を割って飛び降りると、
二人の男女が同じく駆け出しているのを見掛けた。
(あれは・・・・『石』のスタンド使いが監視していたヤツラか・・・・
 トラブルは御免だ・・・・)
暫し宙を見上げ考えにふける。
ふと目を戻すと二人はかなり遠くまで駆けていったようだ。
既に米粒のように見える。
(御免だが・・・・・さっきの事も多少気になるな・・・・
 自分が襲われた理由もわからずにいるのも気分が悪い・・・・)
『男』は軽くため息をつくと、二人の後を追って駆け出していった。
辺りは既にうす暗く、夜がだんだんと街に忍び寄っている様が見て取れた。

5 :ユニオン『U13・in・MJQ』(車椅子):2002/04/06(土) 00:44
ユニオンは走る。『足』ではなくその『手』で
本体と同じく下半身の無いスタンドの『両手』を使って
『車椅子』で走る。そのスピードはかなり早い・・・
「・・・・・・・・・」
(夜か・・・俺のフィールドが近い・・・行くぞ
 あいつらが『何者なのか』確かめる・・・
 まずはこの俺の一つ目の能力・・・『透明』を使って・・・)
そう『ユニオン』が考えると、その異形なトカゲの化け物ような
『スタンド』の口から『透明』な『なにか』が吐き出される。
その『なにか』がユニオンに付着し、その姿が徐々に夜にならんとする
この『世界』の中に溶け込んでいく・・・
(まずは『透明』になってあいつらの近くに行こう・・・
 やつらが追われている理由を知るために・・・)

6 :”A”『モービィ・ディック』:2002/04/06(土) 23:29
「やれやれ、『モービィ・ディック』の示した通りあの車両から『動かない』で
おいて正解だったな」
阿鼻叫喚と言っていいだろう有様の列車を尻目に、”A”はノリコの手を引い
てその場を離れようとする。
「以外に手が早いな。一筋縄では‥‥ん?」
引く手に、抵抗を感じ振り返る”A”を、ノリコは今にも噛み付きそうな視線で
睨みつけている。
「どうした?何か‥‥」
「『どうした』じゃねーだろ!!何でオメーは助けなかったんだよ!!」
「『助ける』‥‥ああ、『石の男』と戦っていた『車椅子の男』のことか」
「巻き込まれたんだぞアイツは!!アタシらに巻き込まれて!!」
「‥‥‥悪いが私は『スーパーマン』でもなければ『キャプテン・アメリカ』でも
ない。こちらに直接仕掛けてこない限り、誰が誰と戦おうが知った事じゃないな」
「────ッ!テメェ‥‥じゃあせめて礼の一つくらい‥‥‥!!」
「君を逃してから後で幾らでも言うとするさ。だが今はダメだな。行くぞ」
なかば引きずるように、無理矢理ノリコを連れてゆく。
「苦情は後で幾らでも受け付ける。今はこの混乱を利用して、少しでも足取りを消す
のが先決だ」
そう言いながら、内心でため息をつく。
(やれやれ、前途多難だな‥‥‥)

7 :『バイタル・ヴァーナー』A:2002/04/06(土) 23:53
寂れた漁村。追われる者が姿をくらますには
格好の場所なのかもしれない。
民家の数は少なく、ずらりと並んだ倉庫の列が街の大半を占めていた。

「・・・・・・チッ!」
虚空から舌打ちが聞こえてくる。
昼間、太陽の支配する時間に目を凝らせば、
あるいは多少なりとも『彼』が見えたのかもしれないが
現在のこの状況では判別はまず不可能だろう。
舌打ちの主は内心この闇に感謝しつつも、逆の感情も湧いてきている自分に
気付いていた。
(これ以上暗くなるとあの二人を追跡するのは困難になってくる・・・
 あまり接近しすぎるとこいつの『音』が聞こえてバレてしまうからな・・・・
 さて・・・・どうしたものか・・・・ん?)
愛用の車椅子に毒つきながら、
彼は前方の二人が小さな倉庫に入っていくのを目にした。
(なるほど。今夜の宿はあのだだっ広いお屋敷ってワケか・・・?)

8 :ユニオン『U13・in・MJQ』(車椅子):2002/04/07(日) 23:20
時折、車椅子が奏でる音に細心の注意を払いながら
ユニオンは2人が入っていったその小さな倉庫の入口の前まで来る。
そして少しの間だが扉の前で思考をめぐらす。
「・・・さて・・・まあ、なんというか・・・こういうときはアレだな。
『力ずく』だ・・・やつらにムダに警戒心を与えることになるし、
反撃も喰らいかねないけど、しょうがないよなあ、こういう時は。」
そう、言い訳めいた言葉を発すると、
何の考えもなしにユニオンはその扉を開ける。
自分のスタンドができる最大の慎重さをもって。
パワーC スピードB 精密B

9 :”A”『モービィ・ディック』:2002/04/08(月) 03:37
「ふむ‥今夜はこの『倉庫』を使わせてもらうか‥‥‥」
右手の甲の『羅針盤』を覗き込みながら、”A”は扉に手を掛ける。
 
ズ‥‥
 
軽い抵抗を感じつつ、海からの風で赤錆にまみれたそれを押し開けると、二人
は小さな隙間から身体を滑り込ませた。
「‥‥‥暗いな」
「とは言え灯りをつけるわけにもいかないだろう‥‥それに‥‥」
すっ、上を指差す”A”。
「‥あ‥‥‥」
つられて見上げたノリコの目に、天窓から差し込む月と星の淡い輝きが映った。
ポケットから煙草とライターを取り出すと、コートをノリコの肩にかける。
「‥‥光はある。例えこんな所でもな‥‥」

10 :『バイタル・ヴァーナー』B:2002/04/08(月) 20:44
月の明かりが二人を照らし出す。
見上げると、闇にその半身を食われた月が優しく
微笑んでいるかのように思えた。
「・・・・・・」
先ほどから少女の言葉が少ない。
そう言えば、と『運び屋』は少女を見やる。
もう春が来たとはいえ、夜の風は冷たく、
風から護ってくれている石の壁は尚更冷たさを感じさせた。
薄手のトレーナー一枚に履き古したジーンズ。
これではとてもこの夜は越えれまい。
そっと少女の肩にコートをかけてやる。
「・・・・寒いだろう?コレを・・・・」



「・・・・・何やってんだ?お前・・・・」
気がつくと、『運び屋』は少女とはあさっての方向にコートを落としていた。
「何コート放り投げてんだ?新しい遊びか?」
(・・・・今・・・のは・・・・?)
だんだんと鼓動が早まる『運び屋』。
その背後で、ゆっくりと鉄のドアが開いてゆく・・・・

11 :ユニオン『U13・in・MJQ』(車椅子):2002/04/09(火) 23:20
自分のあまりの無計画さにどうしても口元が歪んでしまう。
「・・・・・・へっ。」
(女の方が先に気づいたか・・・だが『判断』が遅い・・・)
        その瞬間
ユニオンは無精髭の男へ向かって走り出していた。
『ギャリギャリギャリ!!』
倉庫の中に『一瞬』、車輪の回転音が響き渡る。
(・・・そう、『一瞬』だ。一瞬、ほんの一瞬だが、奴らは『行動』が遅れた。
 ・・・成功だ。『一瞬』もありゃあ・・・)
無精髭の男の背中に『ユニオン13』の鋭利な爪を当てる。
そして、透明なユニオンは言う。
「動くな・・・『フリーズ』だ・・・」

12 :”A”『モービィ・ディック』:2002/04/10(水) 20:21
コートを拾いながら、思考を巡らせる。
(『羅針盤』の反応は殆どゼロだった‥‥それはつまり‥‥)
ある一つの仮定に至った瞬間、”A”の背後から『車輪』の音が迫った。
そして、硬い感触と共に男の声が突きつけられる。
「動くな‥『フリーズ』だ‥‥」
”A”は動かない‥‥いや、動いている。小刻みに、肩を震わせて──
笑っていた。
「ふ‥‥ふふ‥ははは‥‥!そうか、『そういうこと』か‥‥成る程それは道理だ。
むこうから『それ』が来る、というならば『反応』がないのは当然だ‥‥待っていれば
いいのだからな‥‥!」

13 :『バイタル・ヴァーナー』C:2002/04/10(水) 23:49
目の前には一人の男が俺のスタンドに首を掴まれ笑っていた。
(なんだ?コイツは・・・気でも違ったのか?
 近くでみると随分と小汚い格好をしてる奴等だな・・・・)
「動くな・・・ちょっと聞きたいことがあるだけだ・・・・」
二人には何もない虚空から声が聞こえてくるように思えるだろう。
(暗殺に尤も適した『透明化』能力。それが俺の『ユニオン13』・・・・)
男の反応を待つ間、彼は慎重に周囲を探る。
幾度となく暗殺を繰り返してきた歴戦の経験は、
絶えず必要な情報を掻き集めてくる。
(二人・・・だけのようだな。もう一人はガキか。
 ココは・・・なんだ?何かの保管庫か?
 いたるところに袋が山積みにされているようだが・・・ん―――――?)
フト、自分が入ってきたドアに目が止まる。
(おかしい・・・両開きのドアで暗くてよくわからなかったのだろうが・・・・
 なんだ?俺は入るときに右の扉を『左に』動かして入ってきたのか・・・ッ!?)


緊張が走る倉庫の中で、掛け時計だけが静かに音を発していた。

14 :ユニオン『U13・in・MJQ』(車椅子):2002/04/12(金) 18:32
緊張が走る倉庫の中で、掛け時計だけが静か時を刻んでいた。
(・・・俺は入るときに右の扉を『左に』動かして入ってきた・・・?)
コチ・・・コチ・・・コチ・・・
・・・数秒の静寂・・・
突如、『見えない車椅子』が車輪を回転させる。
『ギャリギャリッ!!』
「・・・扉?・・・まさかっ!?」
ユニオンは無精髭の男の拘束を解くと
無精髭の男の後ろ・・・
つまり、扉と無精髭の男の延長線上に移動した。
女と男に話しかける。
「・・・オイオイオイ、・・・おまえらを監視していた
 やつはさっき確かに・・・いったいおまえら何やったんだ?
 『追っ手』が来るペースが速すぎんだろ・・・何なんだ一体・・・」
(・・・思い過ごしだといいんだけどなあ・・・近所のガキとか、
 ホームレスとか・・・案外・・・)

状況
扉→ ユニオン→無精髭の男
          ↓
扉→ 無精髭の男→ ユニオン

15 :ユニオン『U13・in・MJQ』(車椅子):2002/04/12(金) 18:34
あげ忘れ。

16 :”A”『モービィ・ディック』:2002/04/12(金) 19:21
(実に‥‥実にいい!!
この『車椅子の男』が後をつけてきたことも!そしてさらに『追っ手』に尾行られて
いたことも!!『モービィ・ディック』は確実に私たちを『成功』へ導いているッ!!)
”A”の脳内で、めまぐるしく思考が展開する。
「詳しい事情の説明と行きたいが‥‥どうもそれどころではないようだ。
とりあえず‥‥『追っ手』を始末してから話すとしよう」
コートを自分の肩にかけなおすと、ノリコを小さく手招きした。
「ノリコ嬢‥‥先ほどコートを落とした時の私の様子を教えてくれないか?」
『掛け時計』と『羅針盤』を同時に視界に収めつつ、静かに問う。

17 :『バイタル・ヴァーナー』D:2002/04/14(日) 23:26
視界に収めた扉は、何の変哲も無いただの鉄製の扉だった。
何も異常が見うけられない事が逆に異常さを掻き立てる。
(・・・・あり『得ない』・・・筈だ。あの扉が『左に』動くなんてことは・・・・
 一体・・・?)

彼が戸惑っていると、爪を突き付けられた男は無造作にコートを投げやる。
「詳しい事情の説明と行きたいが‥‥どうもそれどころではないようだ。
 とりあえず‥‥『追っ手』を始末してから話すとしよう」
(またコートを・・・?この男は・・・一体何がしたいんだ・・・?)
彼自身、辺りを探ることに集中していてコートを再び落としたことに
気付いていないようだ。
「教えろったってなぁ・・・・」
無愛想な少女が口を開く。
「普通に投げてたみたいだぞアンタ。コートを投げるみたいに投げた。
 説明の使用がないだろ。」
「・・・・ふむ・・・追手が続いていたせいで疲れていたのか・・・な・・・・」
右手の羅針盤は扉の方角を指しているように『見えた』。
その目で掛け時計を見やる。
コチ・・コチ・・・コチ・・・
(何の異常も・・・―--ッ!?秒針が・・・逆に回っているッ!?)

18 :ユニオン『U13・in・MJQ』(車椅子):2002/04/15(月) 00:47
透明な男は小さく笑う。
「フン・・・・・・」
(こいつはバカだ・・・俺が見ず知らずのこいつらに味方?
 ・・・ありえない・・・。俺は自分から不幸に乗り込んでいくような
 破滅的な人間じゃあないし、自分より不幸な人間を見るのが
 大好きなボランティア精神溢れる人間でもない。
 追っ手の能力が不明な以上、俺が行動を起こすのは『こいつら』が
 死んでからでも遅くはない・・・いまは『透明』であることをフルに
 使わせてもらう・・・・だから、『いま』はこう答えとこう。)
「・・・ああ、わかった『目前の敵を始末する』それが俺らの
 最優先事項だな。で、どうする?・・・手はあるのか?」
ユニオンは無精髭の男の言葉に答えた。
だが、その顔が『邪悪』に歪んでいたことは誰も知る由は無い。
彼は『透明な男』なのだから。

19 :”A”『モービィ・ディック』:2002/04/16(火) 22:38
「手ならあるさ‥『敵』を探して叩く、簡単だろう?」
(今のところ問題は無し‥‥『車椅子の男』はひとまずこれでいい‥‥)
そして再び『羅針盤』と『時計』、続けて『コート』を見やる。
(『逆回りの秒針』‥‥そして‥‥『落ちたコート』‥何もかもが『さかさま』
ということか‥‥)
「少々ややこしいな‥‥『理解』し『断定』するには‥まだ‥‥‥」
コートをそのままに、『扉』の方へとゆっくり歩き始める。

20 :『バイタル・ヴァーナー』E:2002/04/19(金) 01:47
(・・・・『針』の向きは・・・・扉側だな・・・・
 さて・・・・こういう場合は・・・・・・)
ゆっくりと足を扉に進める。
(一歩・・・二歩・・・針に異変はない・・・・辺りも特に異常は・・・・)



「------ッ!」
甲高い音が倉庫に響き渡る前に『運び屋』は左足に激痛を感じていた。
崩れ落ちる膝を腕で支える。
暖かい液体が『運び屋』の手を濡らす。
(今のは・・・・『銃声』・・・なのかッ!?
 扉の隙間からの・・・・『弾道』のようだが・・・ックソッ!
 これが・・・『正しい』・・・・道だッ!『針』は扉を指しているッ!)

21 :ユニオン『U13・in・MJQ』(車椅子):2002/04/20(土) 23:16
ユニオンは銃声が鳴り響いた瞬間。
『女』を連れて近くのコンテナの影に隠れる。
「・・・・・・ッ!!」
車輪の音が倉庫に響く。
『ギャリん!!』
ユニオンはやけに嬉しそうに無精ひげの男に言う。
「はははっ!たいした策だなぁ!ええ、おい!
 ・・・んで?そこからどうする?」
(・・・何処から『撃ちやがった』?見えなかったぞ・・・今のは・・・
 ・・・まずいな。巻き込まれた。これじゃ逃げれねーじゃないか!)

22 :”A”『モービィ・ディック』:2002/04/24(水) 21:19
(ダメージは決して軽くはない‥‥だが動けぬ程でもない‥)
手首を縛っていたハンカチを、足に巻きつける。
車輪の音からするに、『透明な男』はどこかに移動したようだ。
「『そこからどうする?』か‥‥。そうだな‥そこに『壁掛け時計』があるだろう‥‥?
‥‥‥‥今、何時だ?」
自分も横目で『壁掛け時計』見ながら、さらに『扉』へ進んでゆく。
(そう‥『逆さま』だというなら‥‥この『進路』は『苦難』を『回避』できない『進路』と
いうことになる‥‥しかしそんなに単純なものなのか?本当に『扉の隙間』から攻撃
は行われたのか?私は‥‥それを確かめなければならない‥‥!!)

23 :『バイタル・ヴァーナー』F:2002/04/26(金) 22:35
(ダメージは決して軽くはない‥‥だが動けぬ程でもな‥・・ッ!ぐあッ!)
結び終えたハンカチを赤く染め上げたのは『運び屋』の左腕から
滴り落ちる鮮血だった。
(狙いはそこまで正確でもないようだが・・・・ッ!
 このままでは本体に辿りつく前に・・・・)
『男』が――どこからしゃべっているのかは判別がつかないが――話し掛けてくる。
「今・・・・9時だな。それがどうかしたか?」
(9時・・・・?妙だな・・・私が『見ている』時計の針も『9時』を指し示している・・・・?
 この『敵』の能力は一体・・・・・・ッ!)

『運び屋』と『扉』との距離は10メートル。
冷や汗が止めど無く溢れ出してくる。
(『進路』は変わらず『扉』・・・・か・・・ッ!)

24 :ユニオン『U13・in・MJQ』(車椅子):2002/04/26(金) 23:03
コンテナの影に隠れながら。
「・・・アイツは何やってんだ?・・・自分から銃弾に飛び込んでいきがって
 アレじゃ殺してくださいって言ってるようなもんじゃないか・・・
 敵がどんなヤツだかわかる前に、勝手に死んだりしないだろうな
 ・・・というか・・・コレは敵の能力なのか?
 『時計』?・・・『9時』?・・・あの無精ひげは何か確信があって行動
 してんだろーな?・・・不安だ・・・」
ユニオンは『扉』の方向を見つめる。
「というか・・・あの扉・・・なんでわざわざ動かしたりしたんだ?
 銃で撃つんだったら、動かす必要なんてねーだろ・・・何処にも・・・
 ああ!もう・・・理解できないことが多すぎる・・・どうなってんだ・・・ったく。」
そう呟くとユニオンは子供がなぞなぞのヒントを求めるような顔で
この倉庫全体をもう一度見渡した。
(・・・なにか・・・なにかないのか・・・)

25 :”A”『モービィ・ディック』:2002/05/07(火) 18:05
>>23
ふと‥‥あることに気付いた。
(敵の攻撃は‥‥『左側』に集中している‥‥?)
ゆっくりと─左足のダメージでそうせざるを得ない─”A”は『右』へ移動した。
(『左側』に攻撃が集中したのが『偶然』でないなら‥‥)
『羅針盤』を全身につけた人型のヴィジョン‥‥『モービィ・ディック』が本来の
姿を見せる。
(そこに来る、と解っていれば‥‥パワーは並だがスピードと器用さには自信
がある‥‥直撃はさけれるかもしれん‥‥!!)

26 :『バイタル・ヴァーナー』G:2002/05/07(火) 22:58
(・・・なにか・・・なにかないのか・・・手がかりさえ掴めれば・・・ッ!?)
車椅子を軽く全身させ、ユニオンは倉庫全体をもう一度見渡した。
と、軽い衝撃と共に背後から罵声が飛んでくる。
「痛って―----だろォーーがァーーーッ!
 どこみて歩ってんだこォのヴォケがァ------っ!!!」
「ああ、スマンスマン・・・・・・?」
( なんで前進したのに・・・・この小娘とぶつかってるんだ・・・・!?)


と、3度目の銃声でユニオンは『運び屋』を振りかえる。
ちょうど『運び屋』が胸を押さえながら崩れこんでいく様が見て取れた。
扉の隙間から女が笑いながら入ってくる。
「そろそろ・・・時間だったみたいねぇ・・・さよなら」
女は『運び屋』の頭部にゆっくりと狙いを定めた。

27 :ユニオン『U13・in・MJQ』(車椅子):2002/05/08(水) 00:00
>>26
小娘の罵声を一通り聞いた後『ユニオン』は沈黙する。
「・・・・・・・・・・・・」
その永遠とも思える一瞬、その静寂は銃声によってかき消される。
『ユニオン』は『運び屋』を振り返る。
「・・・純粋に考えよう・・・『前進』すると、『背後のガキ』にぶつかる・・・
 『前進』が『後退』する方法だとしたら・・・あの女のように
 『前進』するにはどうしたらいい?
 俺が今、考えることはこれだけなんだ・・・そう・・・
 俺が理解すべきことはこれだけでいい・・・『後退』は『前進』・・・
 この『仮定』さえあれば今は十分!!行くぞ『ユニオン13』!
 あの『女』を殴り、『ヒゲ野郎』を確保するッ!」
 透明な『ユニオン』は『運び屋』と『女』に向かって『後退』を始めた!
ギャリギャリギャリッ!!
スピード精密:B

28 :ユニオン『U13・in・MJQ』(車椅子):2002/05/08(水) 00:15
>>27
言葉足らずにより変更。
>透明な『ユニオン』は『運び屋』と『女』に向かって『後退』を始めた!
から、
透明な『ユニオン』は『運び屋』そして『女』と
向かい合った状態で『後退』を始めた!
に変更。

29 :”A”『モービィ・ディック』:2002/07/17(水) 23:27
>>26
”A”はもう既に女の言葉を半分聞いていない。
(‥‥そう『見える』のか?
つまり‥‥そう『見える』ということなのか?)
『モービィ・ディック』が拳を固める。
(やれやれだ‥‥『モービィ・ディック』に頼りすぎるのも考え物だな)
 
そして女の銃が4度鳴ろうとした瞬間──『モービィ・ディック』の渾身の拳が殴り
つける‥‥”A”自身を!『扉』と反対側、『倉庫の奥』のほうへと‥‥!!

30 :『バイタル・ヴァーナー』H:2002/07/20(土) 19:49
>>27
ドグシャアッ!!
ユニオン13の拳が女の顔にめり込む――
(俺の勝ちだッ!お前の能力は見切ったッ!)
ユニオンが勝利を確信したその瞬間――ユニオンの顔はあさっての
方向を向いていた。痛みが強烈すぎて感覚が麻痺しているのか、
やけにはっきりと事態を把握することができた。
(な・・・今の『拳』は・・・ユニオン・・13ッ・・!)

「アハハハハハハッ!
 劣等感を拭い去らせてあげるわ!
 さあ殻をぶち破るのよ!
 自分の気持ちに素直になるのよ!
 わたくしがいろいろと教えてあげる!
 逃亡者だったお前らに男爵家の姫が地獄の味を味わわせてあげるわッ!!
 さあ下郎!地べたを這い回って逃げ回りなさい!!」

崩れ落ちるユニオンに女が拳銃の狙いを定める。

31 :『バイタル・ヴァーナー』I:2002/07/20(土) 19:56
ユニオン
「理解・・・したぞッ!お前の・・・・能力はッ!
 覚悟だ・・・覚悟が必要なんだな・・・お前を倒すには・・・
 ここまでやられたんだ・・・せめてお前を道ずれに逝かせてもらおうじゃないか。
 覚悟は出来たか・・・?
 『モービィ――ィィィイ・・・・ディィィィッ―――――ク』ッ!!」

「俺自身の体に拳を叩き込むッ!――するとォ――ッ!」
「うぐぁあああッ!!」
女の体がくの字に折れる。
「面倒な・・・まったく面倒な能力だな・・・攻撃も『逆』ってわけか・・・
 だがそれがわかれば・・・・」

32 :”A”『モービィ・ディック』:2002/07/28(日) 11:44
「‥‥なにもかも『逆』というのは薄々感づいてはいた。
まさか攻撃までも『逆』というのは半信半疑‥‥というよりむしろ確認できて僥倖、
といったところだな。
‥‥実のところ、私が本当にやりたかったことは、『倉庫の入り口から離れること』
だったんでね‥‥」
 
さらに『モービィ・ディック』で自身の手を一発殴打して、女の手から銃を弾き落と
させる。

33 : 『バイタル・ヴァーナー』終:2003/05/16(金) 01:55
>32

『バイタル・ヴァーナー』
極小の群体型スタンド
範囲内の生体全ての意思行動を正反対にする

パワー E スピード E 射程距離 B
持続力 B 精密動作性 E 成長性 E

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