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『少年』の住む『屋敷』 三人目の侵入者

74 :ユーリ『へヴンリー・ソーシャル』:2002/02/04(月) 19:53
突然ユーリの携帯電話が鳴る。
「ん…誰だろ……」
携帯電話の液晶画面を見る。非通知の着信。
「…はい…もしもし?」
『私だ…。…ユダだよ。』
電話の声は機械で声を変えていた。
ユーリの顔が青ざめる。
「…ユダ様!?あ……あぅ…」
『任務は成功したか?…ユーリ?』
「…うぅ。…その…あの……」
『まさか…失敗したわけじゃないよなァ?』
ユーリの顔が凍りつく。
『失敗したんだな…?』
「あ…あの…」
『失敗したんだな!?』
「……!」
『……必ず殺す。…私の忠実な部下が…必ず貴様を…
ブツッ!…ツー…ツー…』
恐怖心に耐え切れず、電話を切った。
「(どうしよう……。まさか…こんなに早いなんて……。
…このままじゃ…殺される…!ここにいれば…皆に…迷惑がかかるよね…?
今すぐ出て行って…死のう…。せめて…クルスさんには迷惑をかけたくない…)」
部屋の物品をそのままにして、屋敷の門に向かう。
…ふと、ある考えが頭によぎった。
「(もしかして…皆…私を助けてくれるかな…?
…いや……昨日の今日入ってきた新参者の私に……
…うーん…でも…少しは可能性が………
うーん…どうしよう…どうしよう〜!)」
刺客に狙われているかも知れないのに、庭の中央で考え事をしている。
屋敷の人間が発見するのも時間の問題。

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